- ロボット心臓手術関連学会協議会
- ごあいさつ
ロボット心臓手術関連学会協議会は日本胸部外科学会、日本心臓血管外科学会、日本ロボット外科学会と協力して設置され、学会との協力体制のもとに施設・術者の認定や教育・安全確保を行うことを目的としています。
国内治験及び審査を経て、平成27年12月にda Vinci S及びSiが、また、平成28年3月にda Vinci Xiが「薬事承認」され、国内での心臓手術にda Vinciロボットの利用が認められるに到りました。「薬事承認」に際して、厚生労働省及び医薬品医療機器総合機構(PMDA)より求められたのは、1:市販後登録調査として、全例のNCD登録を行うこと。2:関連する学会ともに協議会を設置して安全なロボット心臓手術を行うことです。
当初は自費診療しか行えませんが、平成30年4月にK544-2鏡視下弁形成手術において内視鏡支援装置(ロボット)を用いることが保険上認可され、本邦でのロボット心臓手術の普及に加速がつきました。
協議会発足時より北村惣一郎先生が協議会委員長として、ロボット心臓手術の普及と安全性確保にご尽力いただきました。このたび令和4年9月1日より後任として柴田利彦(大阪公立大学)が協議会委員長を担当することとなりました。
今後は、さらにロボット心臓手術が安全で精度の高い手術として普及するために活動してまいります。また、ロボット心臓手術の保険適応拡大を目指して関連学会とともに取り組む所存です。
令和4年9月